関 光一

失敗したときは、上司や後輩にさえ相談に乗ってもらうことも。
意見を言いやすい雰囲気が密なコミュニケーションを生むんです。

　当社にてキャリア20年以上を誇る関は、土浦事業所勤務の社員のなかでもリーダー的存在のひとりです。
　各現場における予算管理はもとより、工事全体の責任者として工程の管理を。また大きな案件においては他社責任者との工事人員の調整など、現場を大きく俯瞰し統括する重要な役割を担っています。
　関には、そのような立場から話を聞いてみました。

・・・

「当社の仕事をわかりやすく言えば、あらゆる製造工場に絶対必要な、さまざまな物質を流す配管設備、それを組み上げる仕事です。例えば、水やガスを流すパイプが詰まったり、穴が空いてしまったりしたときに、部品を交換したり、溶接したりして修理を行ないます。また、小部品を組み立てることから、安全柵や鉄骨の大きな台まで、工場で新たに必要になった設備の製作、設置を行なっています。それは、ボイラーや冷却機器のシリンダーなど、プラント工場の内容や規模によってさまざまです」

　大規模な工事全体の統括者として預かるのは、何も仕事の効率だけではありません。人員や工事自体の安全面にはいつも細心の注意を払っています。

「長期に渡る工事を何事もなく無事に終えること。この当たり前と思えることが、実はとってもムズカシイんです。上司や先輩に言われて何かをやるんじゃなくて、自分の意見を言えたり、自分の考えで物事を提案できることが、その実現につながります。そう、コミュニケーションです。だから、社内にも意見を言いやすい雰囲気があります。自分も社長と良く話し合いますし。失敗したときなんかは、「なぜ？」や「次はどうする？」を自分なりに考えますが、ときには上司、後輩にも相談に乗ってもらうことがあります。それに耳を傾けると、決して自分だけが正しい訳じゃないことに気づきます。ある物事をたくさんの目で見ることで、いろんな大事なことが見えてくるんです」

• 
• 

　トップダウンだけではなく、後輩からも意見が上がってくる。その堅苦しくなさが、ひいては仕事の効率や安全性、働きやすさにつながってくるのだと思います。

「これからの自分の目標、それは手持ちのスキルの領域をもっと広げるための、さらなる資格の取得。それと、後輩の育成ですね。これから入社される人たちには、いろんな経験を積めるようサポートしながら、わからないことがあれば本人が納得するまで何度でも教えてあげよう、そう思っています」

　関をはじめ、ここにいるみんなは頼れる先輩たちばかり。だから初めての職場も安心して来て欲しいと思っています。

※撮影の為、ヘルメット等外しております。